通訳

通訳

同時通訳と逐次通訳とがある

通訳は、日本人と外国人がお互いに理解し合えるように言葉の橋渡しをする仕事です。活躍の場は、政治・経済交渉、国際会議、商談、講演会、外国でのスポーツ大会や海外視察団への随行、テレビの国際討論やインタビュー番組など様々です。どんな場であれ、単に外国語が話せるだけでなく、両国の社会、文化、歴史などを理解しておく必要があります。通訳の方法には、同時通訳と逐次通訳があります。大規模な国際大会や会議では同時通訳、小規模な講演会や会合、商談などでは逐次通訳のことが多いようです。同時通訳は、長時間だと疲労が激しいので、3~4人でチームを組み、15~30分間隔で交代しながら進行します。逐次通訳も3時間が限度と言われ、それ以上は交代するのが普通です。

大学や養成コースで語学力を磨くのが近道

通訳になるのに免許や資格は必要なく、実力があれば誰でもなれます。しかし、幅広い教養が必要とされるので、現在活躍している通訳のほとんどが大卒者です。大学の外国語学系学部に進学し、通訳あっせん会社が主催する教室や外国語学校の通訳養成コースに参加するなど、語学力をつけることから出発するのが一般的なコースです。なお、通訳関係の資格の一つに通訳技能検定試験があります。1級、準1級、2級と、ボランティア通訳検定A級・B級があり、1級、準1級、2級に合格すると通訳士の資格が得られ、実力評価の目安となります。特に1級は例年合格者が0~2名と非常に高レベルです。また、外国人旅行者をガイドする資格が得られる通訳案内業試験(国家資格)もあります。

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