ケアマネージャー

ケアマネージャー

介護保険制度のかなめとなる専門職

高齢化の進展に伴って、介護を必要とする高齢者の数が急激に増えています。こうした状況に対応するために2000年度から導入されたのが介護保険制度です。介護にかかる費用を国民が平等に負担する仕組みを確立するとともに、介護を必要とする高齢者1人ひとりのニーズに合った、きめ細かな介護を提供しようというのがその目的です。都道府県の指定を受けた福祉施設や病院などに勤務するケアマネージャー(介護支援専門員)は、この制度の中核となる専門職です。介護を必要とする高齢者の相談に応じて、その人に合った介護プランを策定する一方、市町村や介護保険施設などと連絡を取り、適切なサービスが利用できるようにスケジュールを調整したりします。

実務に就きながら資格取得をめざす

ケアマネージャーの資格を取るためには、保健・医療・福祉の現場で一定期間の実務に携わった後、都道府県が行う介護支援専門員実務研修受講試験に合格し、介護支援専門員実務研修を修了することが必要です。実際には、医師、看護師、社会福祉士、介護福祉士、理学療法士などが資格を取り、元の仕事の経験を生かしながら業務を行っていることが多いようです。また、ケアマネージャーとしての業務を行うには、勤め先が都道府県から居宅介護支援事業所の指定を受けていることが必要です。

Copyright (C) 2024 Senmon-search. All Rights Reserved.