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ホームヘルパー
身体介護型と生活援助型に分けられる
社会の高齢化、核家族化などが進み、地域の福祉、特に在宅福祉サービスの充実が急務となっています。その在宅福祉サービスを第一線で支えているのが、ホームヘルパーです。その主な仕事は、日常生活が困難な寝たきりや一人暮らしの高齢者、重度の心身障害者などの家庭を定期的に訪問し、介護をしたり、本人や家族の相談に乗ったり、家事を代行したりして援助を行うことです。ホームヘルパーは、食事、入浴、洗髪、排せつの介助から生活面での相談・アドバイスまでを行う身体介護型と、調理、洗濯、掃除、買い物などを行う生活援助型に大別できます。現在最も求められているのは、寝たきりの高齢者が増えてきたこともあって、介護技術を身につけた身体介護型のホームヘルパーです。
まずホームヘルパー養成研修を受ける
ホームヘルパーになるためには、まず都道府県・市町村や社会福祉協議会、民間事業者などが実施しているホームヘルパー養成研修を修了することが必要です。資格には1級から3級まであり、その内訳は、非常勤職員になるための3級課程、常勤職員になるための2級課程、主任ヘルパーになるための1級課程と分かれていて、1級課程を受講するには原則として2級課程修了後、所定の実務経験が必要となります。ヘルパー研修の講習時間は、それぞれ、3級は50時間、2級は130時間、1級は230時間となっています。また、ホームヘルパーの資格は、大学、短大、専門学校などの福祉系学科でも取得することが可能なので、そうした学科に進学するのもよいでしょう。