音楽家

音楽家

演奏会以外にも広がる活躍の舞台

音楽にはポップス、ジャズ、クラシック、邦楽など、いろいろなジャンルがあり、それぞれに作曲家、演奏家、歌手などがかかわっていますが、ここではクラシックを取り上げます。クラシックの音楽家は、大きく声楽家、演奏家、指揮者に分けられます。声楽家はさらにオペラ歌手とクラシック歌曲の歌手に分類されます。演奏家はピアノ、バイオリン、チェロ、フルートといった楽器の奏者で、オーケストラの楽員、ソリスト(独奏者)、また音楽指揮者として活躍している人もいます。演奏家の仕事の場は通常、演奏会や、イベントに関連して開催されるコンサートなどです。声楽家の場合は、定期的な舞台上演が主な活動の場になりますが、最近では、テレビ出演、ほかの分野の歌手たちとのジョイントコンサートやレコーディングなど、その活動の幅が広がってきています。

大学や短大で音楽の基礎を学ぶ

音楽は、原則として学歴で判断されるものではありません。しかし、クラシック音楽のプロになるためには、まず、基礎知識や技能を身につけておく必要があります。それには、やはり音楽系の大学や短大で学ぶのが一般的なコースです。それと同時に、著名な指導者に師事し、個人レッスンを受ける人も多く、また、海外に留学して修業を積む人も少なくありません。そして、国内外の権威あるコンクールで上位に入賞するなどして、演奏家として巣立っていきます。プロになるには、狭く険しい道を通り抜けなければなりませんが、自分の才能を信じ、常に努力を惜しまないことが大切です。

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