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人材派遣会社勤務
人が欲しい企業と、仕事が欲しい人のパイプ役
企業からの依頼に応じて、人材派遣会社に登録している人材の中から適任者を探して、その企業に派遣するのが人材派遣会社の仕事である。登録の際には、本人の希望の職種や仕事の内容、勤務時間、給料などを聞いておき、企業から「こういう人材が欲しい」という依頼にすぐ応じられるようにする。実際の派遣がスタートしたら、派遣者と企業それぞれに状況を確認し、派遣者の社会保険や健康診断などの手配、企業に出す請求書の手配などを行い、トラブルが生じたら双方が納得いくように解決する。人材派遣会社スタッフは、企業と派遣者の双方が気持ちよく仕事に臨めるように、常に気を配ることが大切である。
経済や教育などの基礎知識があると有利
人材派遣会社に勤務するために特別な資格は必要ない。ただし、各企業が現在どんな人材を求めているのかなど、企業の動きに敏感なことが求められ、さまざまな職種への理解と法律の知識、労務関係などの基礎知識が必要となる。また、登録している人材の育成という点で、教育に関する基礎知識もあると有利である。そのためには、法、経済、経営、商学、教育などの基礎知識を修得できる大学や短大などに進むことが第一歩である。また、外資系の企業との対応のために語学力をつけておくと強味になる。