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法人営業(企業向け営業)
法人を対象にセールスを行う
企業には製造部門、営業部門、経理部門、総務部門、人事部門などがあります。そのなかで、会社の商品を売る営業部門は、会社の命運を左右する重要な部門です。営業担当者の仕事は、一般的に、売り上げ目標を設定して、営業方法を決定、顧客を調査・選定したら、顧客の担当者と直接会って商談します。商談成立後は、納品、代金回収、アフターケアといった仕事があります。営業には大きく分けて、固定の得意先と取り引きするルートセールスと、新規顧客開拓とがあり、規模の大きな会社では、それぞれ担当者が分かれています。後者は特にリスクが伴うので、事前に社内の調査部などと相手企業の経営状態などについて綿密な情報収集を行います。
業種に関連した資格があると有利
営業の仕事に就くのに資格や学歴は関係ありません。しかし、大手企業になればなるほど、大卒者を中心に採用する傾向があるので、大学に進学し、営業に役立つ経済学や経営学・商学、経営情報学などの専門知識を学んでおいた方が有利です。薬学部なら製薬会社の営業担当者、工学系、理学系学部ならコンピュータ関係といったように、大学で学んだことがそのまま役立つ場合も多くあります。また、不動産会社なら宅地建物取引主任者や土地家屋調査士、国際的に事業を展開する企業なら英語検定といったように、営業内容に沿った関連資格を取っておくのも役立つでしょう。自動車の営業担当者は、地域の自動車販売会社の採用試験に応募するのが近道です。