高校教諭

高校教諭

専門的な知識で教科を教える

高校教諭は、中学校に比べて、より専門的でレベルの高い教育を行います。高校の場合、それぞれの教員が担当する教科は中学校の時よりも細かく分かれています。教科には大きく分けて、国語、数学、地理・歴史、公民、理科、外国語などの普通教科と、農業、工業、商業などの専門教科があります。そして、例えば国語の場合、国語表現Ⅰ、国語表現Ⅱ、国語総合、現代文、古典、古典講読といったように、さらにいくつかの分野に分かれています。高校教諭は、これらの教科・科目を教えるほか、ホームルーム、クラブ活動、生徒会活動、学校行事などにもかかわります。

養成課程または専門の学部で免許状を取得

高校教諭になるには、1種普通免許状または専修免許状が必要です。1種普通免許状は、大学で所定の単位を修得し、教育実習を修了すると得られます。専修免許状は、大学院で所定の単位を修得するか、1種免許状を取った後に、3年以上学校教員として勤務し、かつ大学で所定の単位を修得すると得られます。免許状を取得した後は、公立高校の場合は都道府県が実施している教員採用試験に合格し、教員採用候補者名簿に登載され、欠員のあった高校に配属になります。私立の場合は、各高校で独自に採用試験を行っていますが、その前に私学教員適性検査を受ける場合があります。

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