児童厚生員

児童厚生員

子供の遊びの指導員

児童厚生員の仕事は、児童厚生施設である児童館や児童遊園などを訪れた子供が、安全かつ自主的に遊ぶことができるようにサポートすることである。地域の児童館は、都市化の進行で遊び場の少なくなった子供たち、核家族化で子供同士の遊びが少なくなっている子供たちに遊び場や集団遊びの場を提供し、児童の自主性や社会性、創造性を育み、児童が健全に育つように援助する。具体的には、館独自の行事を企画したり、併設されている工作室・音楽室・図書室などでの遊びの指導をする。また、児童館に設置されている学童保育クラブ(両親が共働きなどのため放課後一人になってしまう小学生の子供の世話をする事業)の子供たちが、学校が終わって児童館に帰ってきたら、おやつを与えたり、宿題をさせたり、話を聞いてあげたりして、家庭の役割をすることもある。児童厚生員は、公務員として活躍する場合と自治体や社会福祉協議会の嘱託職員という立場で活躍する場合がある。なお、児童厚生員の名称は平成11年度から「児童の遊びを指導する者」に改められている。

教員免許や保育士資格などが必要

「児童の遊びを指導する者(児童厚生員)」になるには、子供たちを指導することのできる基礎知識が必要なので、教員免許や保育士資格などの児童福祉法で定められている条件を満たす必要がある。そのためには、大学や短大、専門学校で心理・教育・社会学など、所定の科目を修得して資格を得ておくとよい。

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