「教育・保育」一覧
中学校教諭
専門教科の指導に加え進路・生活指導も大切
中学校教諭は、国語、英語、数学など、特定の専門教科を教えます。授業以外にも、クラス担任を受け持ってホームルームの時間に生活指導などを行ったり、クラブ活動の指導、学校行事への参加、PTAの運営など、いろいろな仕事があります。中学校時代は心身ともに子どもから大人になる不安定な時期であり、また、進路を決める人生の大切な時期でもあります。そうした成長過程にある生徒1人ひとりを理解し、相談相手となって個性や才能を伸ばせるようにアドバイスや指導を行っていくのも中学校教諭の重要な仕事です。最近は、非行など様々な問題が表面化しており、いっそう多忙で責任も重くなっていますが、それだけに、やりがいのある仕事とも言えます。
大学、短大の養成課程に進むのが一般的
中学校教諭になるには、中学校教諭1種または2種普通免許状を取得するのが一般的です。これは、教員養成課程のある大学(1種)や短大(2種)で所定の単位を修得し、教育実習を修了すると得ることができます。なお、普通免許状取得には社会福祉施設などで7日以上の介護などの体験が必要です。免許状取得後、公立の中学校に採用されるには、各都道府県が実施する教員採用試験に合格しなければなりません。合格すると教員採用候補者名簿に登載され、欠員が出た中学校に配属されます。私立の場合は、各中学校で独自に採用試験を行っていますが、その前に私学教員適性検査を受ける場合があります。