「教育・保育」一覧
幼稚園教諭
幼児の創造性を高め、社会性を養う
3歳から小学校に入学するまでの幼児期は、人格形成や社会性を養ううえで、大切な時期です。幼稚園教諭の仕事は、この時期の幼児の創造性を高め、社会生活に必要な基本的な決まりを教え、協調性を養うなど、幼児の心身の健全な発達を促すことです。幼稚園教諭は、運動や遊び、音楽、絵などを園児に身をもって教えたり、遠足や昼食時には、社会を見る目を養い、食事のマナーなどを教えます。また、園児が帰った後も、園児の記録をつけたり、翌日の準備や打ち合わせ、教材研究、職員会議などの仕事があります。このように、幼稚園教諭は肉体的にも精神的にも重労働ですが、子どもの生き生きとした成長を目の当たりにできる、やりがいのある仕事と言えます。
養成課程で免許を取得し試験を受験
幼稚園教諭になるには、幼稚園教諭普通免許状が必要です。免許状には1種と2種があり、1種は大学、2種は短大などの養成課程で取得できます。給与面で1種の方が多少優遇されますが、1種と2種で仕事の内容に違いはありません。免許状を取得後、実際に仕事に就くには、公立なら市区町村(もしくは都道府県)の、私立なら各幼稚園の採用試験を受験し、これに合格することが必要です。なお、2005年度から、保育士として一定の経験を持つ人が、認定試験に合格して、幼稚園教諭の資格を得る道も開かれています。