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盲・ろう・養護学校教諭
障害克服のための自立教育を行う
目や耳が不自由だったり、知的障害があるなど通常の学校教育が困難な子どもたちのために設置されているのが、盲学校、ろう学校、養護学校です。これらの学校で子どもたちに障害を克服するための自立活動の支援や、通常の学校に準じた教育を行い、社会的に自立できるよう指導するのが、盲・ろう・養護学校教諭です。盲・ろう・養護学校教諭は、それぞれの子どもの障害の程度に合わせて学習、自立支援計画を立て、同僚や関連施設の訓練士、医師、心理相談員、栄養士などと連携しながら、教育や指導を進めていきます。もちろん、生徒の親とも緊密に連絡を取り合います。障害克服のための自立活動の指導は、学校によって、専任教師が担当する場合と、クラス担任や教科担任が、それぞれの生活指導や学習指導の時間に行う場合とがあります。
特殊教育が学べる大学へ進むのが近道
盲・ろう・養護学校教諭になるには、大学で幼稚園、小学校、中学校、高校いずれかの教員普通免許状を取得するのに必要な科目と、所定の特殊教育に関する専門科目を修得するコースが近道です。ほかに、教員の普通免許状を取得した後、教員養成系大学の専攻科を卒業する方法や、一定の教職経験を経た後、大学で必要な単位を修得し、教育職員検定に合格する方法があります。また、特殊教科や自立活動の支援を担当する専任教諭は、教員の普通免許状は必要なく、特殊教育教員資格認定試験に合格すれば資格が得られます。資格取得後、国公立の場合は、各都道府県の教員採用試験を経て、欠員のある学校に配属になります。