国家公務員

国家公務員

国民のために国の予算を運用

国家公務員は、財務省、法務省、外務省、経済産業省などの省庁や、裁判所、国会などの国家機関に所属して、国の公式行事や国民全体にかかわる仕事を行います。仕事の内容は所属機関によって様々ですが、大きく分けると次の4種類があります。(1)治安、外交、税金関係、(2)農業、工業、商業関係、(3)労働、厚生、社会福祉関係、(4)教育、文化関係。いずれにしても、国民のために国の予算を有効に運用する使命があります。勤務形態としては、中央の本省庁などだけではなく、地方の出先機関などで働く場合も少なくありません。なお、国家公務員には特別職と一般職とがあります。特別職とは国会職員、裁判官、大使、防衛庁職員などを指し、それ以外の国家公務員を一般職と言います。

上級幹部をめざすなら大学進学が有利

国家公務員になるには、まずⅠ種からⅢ種まである国家公務員採用試験に合格しなければなりません。それぞれ年齢制限だけで、誰でも受験できますが、Ⅰ種の合格者は大半が大卒以上です。ちなみに、2004年度のⅠ種試験の合格者数上位の大学を見ると、順に東京大、京都大、早稲田大、慶應大、九州大となっています。試験区分が細かく分かれているので、特に有利な学部というのはなく、何を専攻してもチャンスはあります。試験に合格すると、採用候補者名簿に名前が登録され、各官庁が採用者を選んで配属が決まります。

Copyright (C) 2024 Senmon-search. All Rights Reserved.