シナリオライター

シナリオライター

テレビや映画の台本を書く「話し言葉」の達人

シナリオライターの仕事の領域は、映画、芝居など広範囲にわたっていますが、特に放送局では日常的にシナリオライターが必要とされます。種類も様々で、ドラマはもちろん、ドキュメンタリー、ワイドショー、バラエティーなど多岐にわたります。通常、ドラマの脚本家をシナリオライターと呼び、バラエティーなどそのほかの番組の構成作家とは区別しています。ドラマには、小説やマンガなどの原作からシナリオを書き起こす場合と、オリジナルでシナリオを創作する場合があります。時には現地調査や資料収集、関係者への取材などを通して裏づけを取り、シナリオを仕上げていきます。シナリオはほとんどのシーンが会話で構成されるため、「話し言葉」での豊かな表現力が要求されます。

公募やコンテストできっかけをつかむ

シナリオライターが注目されてきたため、最近はめざす人が増え、シナリオスクールや講座の開設も盛んです。これらのスクールは、テレビ局や映画会社に太いパイプを持つところもあれば、カルチャースクール程度のところもあります。いずれにしろ、シナリオ独特の書き方や構成のコツを学び、自分の作品を書きため、一般公募やシナリオコンテストに応募してデビューのきっかけをつかんだ人も少なくありません。受賞すれば番組として制作してもらえる可能性もあります。また、シナリオライターには常に新鮮で豊富な情報が必要なので、情報収集や資料集めなどを日頃から心がけておくことも大切です。

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