医師

医師

病気の原因を解明し治療する

医師は、病気の治療・予防やリハビリテーションに当たる臨床医と、基礎医学を研究する研究医とに大別されます。臨床医はさらに、病院や診療所に勤める勤務医と、医院や診療所を自分で経営する開業医に分かれます。開業医は、レントゲン撮影、医薬品、医療機器の購入、看護師の確保など、診療以外の仕事も多く、多忙な毎日です。研究医も、大学病院などで患者の治療に当たりながら研究活動を行うことが多く、仕事はかなりハードです。医師は、老人保健施設、教育・研究機関や保健所などの衛生行政、保健衛生業務などにも従事しています。いずれにしても、人間の生命にかかわる責任の重い仕事です。

大学医学部、医科大学への入学が最大の難関

医師になるには、大学の医学部か医科大学に進み、6年間の教育を受け、卒業後、医師国家試験に合格しなければなりません。医学部や医科大学への入学はどこも極めて難関です。また、医師国家試験の内容も以前より難しくなっており、さらに医の倫理を問う問題などが増え、禁忌肢問題といって、医師として絶対にしてはならないことを問う問題を2問以上ミスすると、それだけで不合格となります。2004年の国家試験合格率は、88.4%となっています。また、授業料の面では、私立大の場合は大学によってかなり差があるので、どの大学に進むかしっかり見極める必要があるでしょう。

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