歯科医師

歯科医師

歯を中心とした口腔全体の治療に携わる

虫歯をはじめ、歯そうのう漏など歯の周りの病気の診察、治療、予防活動に携わっているのが、歯科医師です。歯科医師は、親知らずを抜いたり、外科的治療や義歯(入れ歯)を入れたり、歯ぐきのはれを切開したり、虫歯の治療や歯並びの矯正などを行います。口の中のけがやがんなどの場合には、麻酔医などとチームを組んで治療に当たることもあります。これら病院での診察、治療のほかに、学校や児童施設で歯の健康管理(定期検診)を行ったり、保健所や国の行政機関で公衆衛生関係の仕事に携わっていることもあります。歯の病気の予防に努めるのも、歯科医師の大切な役割なのです。

各大学の専門科目を比較して進学先を決める

歯科医師になるには、大学の歯学部か歯科大学で6年間の教育を受け、歯科医師国家試験に合格しなければなりません。大学病院には、小児歯科、矯正歯科、高齢者歯科、口腔外科などの専門科があります。各大学によって専門科目の取り組み方に多少の違いがあるので、進学する際には、大学案内などで各大学の違いを比較するとよいでしょう。国家試験の合格率は例年70~90%です。ちなみに2004年の合格率は74.2%となっています。なお、2006年度より試験合格後は1年以上の臨床研修が必修となります。

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